3年振りのサーフトリップ

移住とかなんやかんやで
落ち着かない日々が続いていましたが
学生時代のサーフィンクラブ
いつもの仲間で7日間のインドネシアトリップ
足を延ばし北西のはじっこバンダアチェに
行ってきました。


今回は学生連盟(NSSA)でいつもお世話になっている
OMツアーさん
日本の一番寒い時季2月にシーズンを迎えると言う
バンダアチェを勧められ、迷う事なく
ツアーを決定しました。

アチェのサーフィン情報をお伝えいたします。

バンダアチェサーフポイント

スマトラ島は北から東に島が長いので
比較的近いニアスと違いウネリがダイレクトに入りにくく
波が上がる周期が長そうな感じです。
着いた日の夕方がムネカタで
日々サイズダウン、最終日に肩ぐらいでした。
それもセット間隔は長く、 波て待ちばかり
多分上がっても頭半位でしょう。


この時期の風は、ほぼ毎日一日中オフショア
風は強く、波は潰れた感じで
テイクオフしてからほれ上がり
パドルが遅いと飛ばされる‼️
そんな波質なので
ボードチョイスがとても重要でした。

ボードチョイス

重いボードで
ノーズが張っている
ラウンドピンの
クワッドが良さそう。
長さも6ft以上だと思います。できればクワッドが良いですね。
軽くて尖ってるのはなかなか乗れないと思います。


後輩くんは
ラウンドノーズのマルチボックス6’8”
とレトロツインを持って行きましたが
結局、ラウンドノーズのミッドレングスを乗っていて
テイクオフ共に調子が良い様でした。

ポイントについて

潮回り
ミドルからロータイドがいいですね。
一日中オフショアで出来るからいいんですが。
ハイタイドはぽちゃぽちゃになってサイズも下がってしまう感じです。
というか、小さいとほとんど出来なかったです。

Aフレーム

ワンポイントのピークですが
レフト寄りに入るライトセットは
ミドルタイドならチューブに突っ込める波です。
ロータイドでここから
テイクオフすると
コーナーがいきなり左折とばかりにシフトしてきて
抜けられそうにもない感じ


ロータタイドでは左奥にセットが入りやすく
意外とロングウォール
アウトでテイクオフできれば
巻きこそしませんが結構良い波。
左のインサイのライトは
お手頃な感じですがここも巻かない
やっぱり綺麗に巻くのは
センターの三角波
乗れればファーストチューブ
耐えられれば結構長く入れる波です。

セット間隔は長く
おばけが入るのは30分間隔
本数はだいたい3本
アベレージのセットは5分間隔ですかね。
意外と波待ちが多いです。

Aフレームのレフトは
良い感じでセットは入るものの
ショルダーは短くワンターンでズボズボ。
当てられれば一発程度
奥から行ければグラブでチューブって感じですが。
サイズがないと
威力は発揮しない感じでした。

ここからが重要です。
オフが強いことと
テールが持ち上がって
テイクオフする波ではないので
うねりからテイクオフするなら鬼パドル。
合わせるテイクオフなら誤差1M。
オフが強くてボードが滑らない。
プルアウトしてそのままボードに乗れないと
ボードがヒラヒラ舞って引き寄せるのが大変なぐらいなオフショア。
オフショアはたいてい一日中続きますが
風の強さは20分程度の間隔で
強弱を繰り返します
弱くなればかなり乗りやすくなる感じでした。

Aフレームから100Mほど左側のレフトポイント

イージーテイクオフで
リーフもやや広いので
左奥から右側まで、ポイントは50M位
左奥は波が小さい時のポイントで
浅い棚が広がり
奥からテイクオフし
力のないセクションを高速アップスで抜け
少し大きなリーフがあるところで
掘れはじめそこで当てられます。
また、サイズがあると、このポイントで巻きます。
そこからは前にブレイク
意外とショルダーは出てくるので
戻りながら当てられる波です。
Aフレームより距離は倍ぐらい乗れます。


サイズが頭くらいあると
奥からは潰されてしまうので
大きいリーフのちょい奥から
パフォーマンスサーフィン。
2回当てられるかな
上手い人はもっといけます。

大きいリーフよりちょい右もセットが入り
比較的深い地形となっているので
飛ばされる感じではなくなみはイージーで
レディース、初心者でも乗れる波が結構入ります。
ここは右にパドルすれば
セットをかぶる事なく出れるので
カップルでサーフィンする人が毎日いました。

大きいリーフは
水面に出ている訳ではなく
棚より少し浅くなっていて
潮がたまる地形になっているので、
掘れ上がって来るのでしょう。
サイズがあるとここも巻く波が入っていました。

パドルアウト


OGハウスら船でポイントまで行けば
入水するチャンネルからポイントまでは100M位。
ビーチからのパドルアウトは
結構距離があり
300M近くはあるでしょうか。
15分はかかります。
2ラウンドはしたくない距離でした。


レフトのパドルアウトは
Aフレームの半分ぐらいで250M位で
距離が乗れるぶん帰りは短くなります。

リーフはサンゴ礁です


フラットなので危険という訳ではないですが
30センチ四方にウニ3〜4個
足をつく人は餌食になりそうです。
ブーツを履いても
棘は刺さりますからね。
絶対に立たないこと
リーフでは基本ですけどね。
また、下から持ち上がる波なので
胸ぐらいでも
結構引きずられます
怪我防止のためにも
タッパは着ていた方が良いと思います。
足をつけないので
浅いところで
泡ゴロゴロしちゃいましたよ。
欧米サーファーでピークを回されて
乗ったとしても
ドロップインされる事が多く厄介です。
朝一の日の出から10時位まで入っていることが多く
時間を見計らって入水するか
ビーチには海の家の様なカフェが沢山あり、
食事も出来るので
空く時間を見計らって入水するのがベストだと思います。
Wi-Fiが無いのが残念でしたが…。


宿泊施設と周辺のレストラン、売店


宿は昔500円位で泊まっていたバリの
ロスメン程度です。
水は出ますがお湯は出ませんでした。
エアコンもありますが
男4人でいると体温で冷えません
吐息程度にちょっと冷えてるかな程度です。
扇風機の方がマシかもしれません。
夜はベットで寝るより冷えたタイルの床で寝ていました。



レストランは掘っ立て小屋のレストランが
数件あります。
Nasi Lemak(ナシレマッ)か
ナシゴレン、インスタントヌードルです。
意外と美味しいのでここは問題は無し。
ナシゴレンが炒めているのではなく
炊き込みになっている感じなので
べちゃべちゃ感があり
バリのナシゴレンが食べたくなりますね。

食べ物で一番美味しかったのは


ヤギのサテー
これは次の日も行きたかった位
美味しかったです。
宿から、街へ40分ぐらい
多分、この店は地元では有名なお店らしく
アチェの叙々苑ですかね。
サテーとスープ、ライスで
一人前500円位だったと思います。
最高でした。


インドマートや、アルファマートは徒歩圏内には無く
よろず屋程度のの小売店がある程度。
アイスクリームやタバコ、ジュース
少々の雑貨が置いてあります。
外人とローカルサーファーが毎日たむろしてています。


アルコールについて


街に行かないとビールは販売していなく
外で飲むことは宗教上タブー
お宿で販売しているビンタンを飲むか(RP35000)
日本から持ち込んだお酒を飲む感じです。
特に問題なく持って来れました。
ビン入りは破損するので
紙パックが良いですね!

アクセスについて


羽田-ジャカルタ間はガルーダインドネシア航空で約6時間のフライト
ジャカルタのトランジットが悪く空港のホテルで一泊
ジャカルタ-バンダアチェ間は2時間30分のフライトで到着 (15時到着)
空港からOGハウスまでは車で40分程度

帰りの便はバンダアチェ発 午後3時
ジャカルタのトランジット5時間
ここで、吉野家の牛丼を食べる。
やはり日本のソウルフードは牛丼ですね。
翌朝6時に羽田着。
アチェで荷物を預ければ羽田迄荷物は出すことなく
乗り継ぎが出来るのでかなり楽です。
でも乗り継ぎが悪いですね。
後で調べると
エアアジアでクアラルンプール経由バンダアチェ迄18時間ぐらいで着くみたいです。

次回はアチェ用のボードを作って
再度チャレンジしたいです。
あのフェイスはなかなかの上物でした。