メイヘムのプラセボも販売から数年経ち
最近は修理の入庫も多くなってきています。
今回の入庫は
デッキのセルフリペアの結果
周囲が剥離してしまったとの事です。
プラセボの構造からお話しいたしますと
上部から
クリアートペイント
ホワイペイント
クロスラミネート
塩ビシート 黄色
コアのEPSフォーム 白
芯の部分コアはかなりソフトな発泡EPS
どのぐらいかと言いますと
ティッシュ箱内部の紙積層部分を押したぐらいでしょうか
ふあっとした感じです。
かなりソフトなコアEPSの外周に
塩ビのシート約3mm程度を貼り付け表面の強度を
保っている感じです。
その上部は何層のクロスで仕上げてあるかは
不明ですが表面の仕上げは1.5mm程度で
この厚さで強度が出るのは素晴らしいと思います。
構造からして
手作業で完結する製造法とは考えられにくく
コアのEPS・塩ビシートの接着と成形は一貫した製造なのでしょう。
一回この段階で
デッキを2層で巻きましたが
下の柔らかいEPS層が柔らかいため
クロスをあてて巻いたとしても
表面がカチカチにならず
指で押すと沈んでしまいます。
これは、手直しですね。
一度、柔らかいEPS層NO沈みを止めてからじゃないと
いくら表層で固めても強度が出ないと思われます。
6ozで一回止めて
その上からQセルで表面を均し
更に4OZで2層巻き表面を均一にして
デッキの面を平らにするに当たって
本当はポリパテを使いたいのですが
修理後のデッキの表層剥離を起こす可能性があるので
今回はエポキシ樹脂でコートし
一回サンディングして面だしをしてから
更に細かい面を出すためもう一度
コートとサンディングをしました。
今回はトップコートのクリア塗装は
ウレタンクリアで塗装します。
下の白の塗装は水性で吹くので
プライマーを入れます。
最後はウレタン2液クリアで仕上げて
水研ぎを入れ
バフで磨きを入れ仕上げました。
んー。
高校生の頃自動車板金塗装のバイトはしてましたが
白もラッカー吹ければもっと綺麗に上がったのかもしれませんが
水性はどうしても透明感が出ないので
旧塗装の白と馴染まないです
ぼかす面積がディケールなどがあって仕方ないですが
勉強致します。