憧れのオフザリップ
難易度の高いオフザリップ
サーフィンをしていれば
誰もが、到達したい技です
昔はリップが出来れば
海でも一目おかれる技でしたが
最近はどこでも
見受けられる感じがあります
サーフィンのレベルは
随分上がって来ていますよね
三十数年前のサーフシーンは
ごまかしなしのレールワークとターン
総合的な技術がある一流のサーファーでないと
出来ない技でした
その当時のショーントムソンは
何回リップしていたんだろう?
思えば、当時の日本のサーフボードと
海外のトップサーファーのボードは
サーファーの技術差以上に
ボードの性能に差があったんだろうなって感じます
ニューモデル ハイロッカースティンガーの開発
最近は2時間以上サーフィンを頑張っちゃうと
翌日は腰全体が筋肉痛、腰が伸びません
なので、ボードはロッカー控えめ、短め、広め
サーフィンもて楽チンしていて刺激が必要
つまり、飽きちゃうんですよね
ボードを変えて刺激を与えないと
モチベーションが続きません
考えはいつも突然やってきます
海に入っていて
あのロッカーで
新しいものがつくれないかな?
あのロッカーとは
ハイロッカーです
もう、4年ぐらい乗ってないですが
縦の動きをつけるには
楽しいボードです
でも、あれから年齢も経ったし
安定して乗るには体力が少し落ちているし
そういえば
以前から気になっていた
ベン・アイパが開発したスティンガー
当時はテール形状、幅、の違いだったものが
2つの違うアウトラインを組み合わせることにより
クイックな動きが可能なる
ガンタイプのショートボード
画期的なボードだったと思います
当時のスティンガーは色々な画像を見る限り
ロッカーは控えめな感じです
現在のボードと比べると
当時のロッカーは開発途上だったのでしょう
ハイロッカーとスティンガーの組み合わせ?
いいんじゃないかな
●ハイロッカーのクイックな縦動き
●ノーズ部分は広め厚めでテイクオフは早く
●最大幅は広め
●少し長めの
●テールは絞って沈めやすく薄めで
●トライフィン
オヤジテイスト満載です
テストボードの製作
縦の動きを重視したボードなので
波のサイズは腰からオーバーヘッド
素材はPU
軽さ・しなりを感じたいのでラミネートは1層巻き
長さ5’10”
幅50.8cm
厚さ6.5cm
cl値 32.6L
PVCストリンガー
関連記事:テストボード スティンガー 5’10” PU 4OZ 一層巻き
テスト結果
良い点 感じることは二つ
1.ハイロッカーとスティンガーの組み合わせは
ホロー系の波にマッチしていています。
ヒラヒラでギギギりのの所に
当てられ返りがいいですね
泡とボトムに降りてもボトムでレールが入りやすく
次のターンにすぐ入れます
2.PVCストリンガー1層巻きが効いてます
比較的厚いボードなのでPVCストリンガーだけではわかりづらい
しなりが感じられます。
水圧がかかるというか、水面に入ると波待ちでもしなりがわかり
ノーズ付近はボヨンとします
EPS特有の反発をPUでしなりを与えることで
でカバーしようと考え一層ま巻きのテストも良好です
重さは2.9kgなので全く軽いボードではないですが
軽さを追求している訳ではないので
ここは問題なし
デッキはボードの強度も考えなくてはならないので
仕上げ樹脂はやや多めに入れています
悪い点 感じることはテイクオフ
テイクオフが遅い訳ではないのですが
滑り出しからホールドする時間が短いので
テイクオフのタイミングがすごく短く
タイミングが合わないとパーリングしてしまう
シーンが多かったです
ノーズエリアの浮力調整が必要です
改良版テストボードの製作
サイズは同じく5’10”
以前より幅を出して50.8→52cm
厚さの変更 6.5→6.3cm
ロッカーは変えずにノーズ周辺のボリュームをアップさせました。
関連記事:スティンガー 5’10” 改良版
改良結果
安定したテイクオフができるようになりました
幅もオヤジサイズ52cmに変更安定性がアップ
cl値を厚さで調整
満足できる仕上がりになしました
今後のマイナーチェンジとしては
乗り手次第ですが
テール幅、厚さの調整
最大幅の位置調整
1層巻きのオプション
最終結果
これに乗れば誰もが、オフザリップをマスターできる訳ではありません
横から縦にサーフィンを変えるきっかけになるボード、
間違いなく中級から上級へのきっかに成るはずです
初めてハイロッカーに乗る方はフアフアで不安定です
慣れです。ボードを抑えられ、加重のメリハリが出来るまで
数回で徐々に慣れサーフィンが変わって来るはずです
このモデルは
オヤジでも乗りやすいハイロッカー
がコンセプトです