EPSボードをポリ樹脂で修理

EPSボードをポリ樹脂で修理したら
中が空洞になってしまいました
と言う修理はよくありますが

今回はポリ樹脂でリペアしたら上手くいった
と言う後輩くんがいて
表面は上手くいってっても中はフォームが溶けて空洞だぜ!
直ってるんなら良いいけどね。というやりとりがあって



一年が過ぎた頃
ボードがすっごく重くなって
水が入っているのかと思うんですが
なんて言われて…。

そうだよ!
水がガッポリ入ってるはずだよ
多分中は空洞だからね!
結局、入庫されました。



マジで重いです
造った時は多分4kg程度だったと思いますが
はかりで計ると何と5kg
ワックスが100gだとしても
水が900ml近く入ってると言うことです


水の抜き方

閉じた場所をトリマーで穴を開けてみると
やっぱり空洞です。
この状態で干しても
EPSボードはなかなか乾きません
小さい傷でも水の侵入というか
EPSはビーズの集合体なので
毛細管現象でどんどん水を吸ってしまします。
EPSボードの修理はテープとか
緊急の場合を除いては
早めに修理することをおすすめしますよ。
また、ソーラー樹脂でクロスを当てず修理したものも
水の侵入はあるものと考えておいてください。
隙間から入って来るんですね。

では、どうやって水を抜くのかというと
重力で水を落とす方法が一番早いです。
今回は、テールにドリル2mmの穴を4箇所開け
立てかけて置くことによって
下に水が落ちてきます。

どのぐらい水を吸っちゃうのか?

どの程度かというと
修理前が5kg、翌日の計量で4.5kg
1日で約500mlの水が落ちたことになります
写真を撮るのを忘れましたが
水浸しでした。下の写真は4日目の写真です。



その後、6日間同じ状態で水は少しづつ抜け
4.4kgで止まりました。
ということは水は600ml程度入っていたということです
まだ入ってると思いますが
何年も干さないと抜けないんじゃないかな。



続編あり、
デッキまですっぽりあいた穴をどう塞ぐかです。
お楽しみに。